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いのちの輝き 沖縄市での出来事

2016.08.06 | Category: 整骨院

以前ブログで紹介した「一次呼吸」についてのお話

なぜこの様な話を書いたかというと、7/31は祖母の百日忌であり、日々頭の片隅にある祖母の事を、より深く偲ぶうちに、あの日の事を思い出したからなのです。

祖母は4/23日に満89歳でこの世を去る(あと1ヶ月ちょっとで90歳でした)事になったのですが、その前の週までとても元気で、自立した生活を祖父と二人で送っていました。しかし、それから数日のウチに入院しあっという間に逝ってしまったのです。

祖母が危篤と父から連絡をもらったのは4/21の深夜で、それに気が付いたのは起床後にスマホの電源を入れてのメールや留守電を開いたときでした。すぐに祖母の入院先へ向かい人工呼吸器のついた祖母と対面した時は、なぜ?という思いで頭がいっぱいでした。開口障害があった為、1週間程の間に何度も自分で通院していましたが、結局病院も原因を特定できず、呼吸をする為に必要な脳の働きが、血管梗塞により機能しなくなっている可能性があると聞かされたのは通院先の病院で倒れ、しばらく経った後の事でした。医療とは完全に人の命を助けてくれるものでは無いと分かってはいましたが、自発呼吸はもう取り戻せないと聞いた時は悔しく、悲しく何とも言えない感情になったのを覚えています。

僕はその時から病室に出来るだけずっと居座り、命尽きる瞬間までの3日間祖母の下肢に触れ続けました。もちろん手技治療ではなく、祖母の生命(1次呼吸)を感じていたかったからです。おばあちゃん子だった僕を、一番孫として可愛がってくれた祖母と最後まで対話したかったのです。意識が無く、このまま管に繋がれて生かされ続けるのが可哀相だと祖父が言い、圧力で強制的に酸素を肺に送り込む装置を止めて普通の酸素吸入のみに変更したその決断は、胸が締め付けられる思いでしたが、夫である祖父気持ちはもっと辛かっただろうと容易に想像でき、僕は何も反論しませんでした。祖母はその日のうちに家族に看取られながら静かに息を引き取りました。

 

祖母の「1次呼吸」を通じて無言の対話をしていた時に、その律動が弱くなったり強くなったりするのを感じていましたが、これは祖母の生きようとする頑張りがあったからかもしれません。本来、その命の終わりと共に細胞の動きも止まってしまうのですが、祖母の律動は医師が臨終の診断を下した後もしばらく続いていました。体液が重力により沈んでいく動きと僕の動揺がそう感じさせただけかもしれませんが、確かに祖母の律動を感じていたのです。皆が涙するその時も、僕は涙を流さず、看護師が撤収作業をする為、親族が皆退室した後も、僕はそこから動きませんでした。なぜなら僕にだけは祖母の生命を感じていたからです。今泣いたら、今退室したら、祖母が寂しいだろうと。しかし、一般的なバイタルサインが止まっている以上いくらだだをこねて看護師達を困らせてもしょうがないと思い、後ろ髪を引かれながら部屋を後にしました。

 

親しい人の死はとても悲しい事ですが、そこから多くの事を学ぶ事が出来ます。「いのちの輝き」と「いのちのリレー」です。祖母にとって三人目のひ孫が二か月後に誕生しました。精一杯生きて、生命の役割を終える時にその大切さを学ばせてくれ、新しい命を無事誕生させてくれた祖母に感謝し、そのやさしさを引き継いでくれるように、その子の名前には「最大限の思いやり」を意味する「仁」の文字が入りました。祖母=人思いの人と皆が言っていました。

 

今回、この本を読んでいたから動揺が少なくてすんだなと言える本があります。医師の視点からみた医療現場レベルでの客観的な命の話と思って購入したので、宗教観や愛国心の話などの作者の思想が多くて、僕の評価は「一回読んだらいいかな」のレベルでしたが、祖母の死を体験する時に、「肉体としての役割が終わっただけ」と自分に言い聞かせて努めて冷静でいられたたきっかけでした。「また読もう」に変わりました(笑)

]DSC_0544  推奨本 おかげさまで生きる

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